全国郷土玩具友の会「おもちゃ」後日談

先日「おもちゃ」誌のことを書いたが、その問い合わせた方より当館未所蔵分についての寄贈を受けた。その方が地元の図書館に問い合わせたところ全国でも「おもちゃ」誌を保存しているところはほとんどなく、所蔵号数が一番多かった当館へ寄贈していただいたとのこと。その後郷土玩具友の会は休会し「おもちゃ」誌179号(2009.9)をもって最終号となると事。時勢の流れとはいえ残念だ。

実は私KAMIHAKUは博物館に入る以前郷土玩具を集めていたことがある。旅先で買い求めるという集め方でコレクターの域ではない。素朴な土人形や土鈴などが好きだった。それでもあまり場所をとるのでほとんどを他人にあげてしまった。こういうものは興味のない人間には無駄なもの。右から左へ処分されたのだろう。今から思えばもったいないことをした。最終号は「私の一品特集号」と題して会員が秘蔵のコレクションをご披露している。私がかつてもっていた高松のほうこさん(これほど大きくはないが)ものっている。

紙の博物館は小さい館ながら、郷土玩具友の会会誌「おもちゃ」を末永く保存していきます。愛好家の方もどうぞご安心下さい。