図書館員の秘かな喜び

「四国コカコーラ25年史」という本がある。先日この本を閲覧に来た人からどこにもなかったので助かったという感想をいただいた。
まさか 紙博でコカコーラ どういう関係かは分かりにくいと思うが、紙の会社の関係会社ということで最近ある人からの寄贈を受けたもの。受入の際にどうしようか(受け入れるか 受け入れないか)少々迷ったが、迷った時は受け入れてしまおう。と収集分野からは若干はずれるが、受け入れたもの。

OPACを見て当館にたどりついたのか、これほど喜んでいただくと、あー受け入れてよかったと 図書館員ならではの喜びにひたる。

本日は 切り紙の研究者より「紙と鋏の芸術」田中野狐禅著 という本を請求された。参考文献としてあげられていたもので、全く知られていない本らしい。こちらはかなり以前より紙博図書室で所蔵しているものだが、やっと陽の目を当たることができて、なんだかその本も喜んでいるような。

現在、NACSISに登録しながら書庫の雑誌の再整理中。これらの雑誌に再び風がとおり、誰かの役にたってもらえれば、本も図書館員もほんとうに嬉しい。
死蔵ということだけは避けたいと思う。