OPACへの遠〜いミチノリ その2

冊子目録が完成したが
実際はこの目録もすんなり完成した訳ではない。

とりあえず全蔵書分類替も終わり
さあ次は冊子目録と思っても上司の理解にこぎつけるのが大変
目録 というものの必要さはなかなか分かってもらえない。
まして 部数が少なく結構印刷代がかかるとなると余計であった。
世の中コンピューターというものが少しずつ生活に現れてきた頃で
一人の上司はこういった。
「ぽんとおせばぱっと出る目録ができないのか」
まだwindows95もなく、パソコンというものは
まだまだ一般化していない時代である。
「目録を作ったところでまた増えるんだろう」とは
当時の館長の言葉 まさにその通りなんだが・・
とにかく何が何でも目録は必要ですと 
毎日念仏のように唱えて 最後には根負けして
刊行させてもらったのが1988年

ワープロによるデータベース化

その当時電子化される(当時は機械化といっていたようだが)
図書館もぼちぼち現われてきたが、
電子化というものには程遠い当館では
ワープロ「文豪ミニ」のデータベース機能である
名刺管理を使って 図書データを管理し始めた。

氏名のところにタイトルを入れ
項目は増やすことができるし
備考のところに内容細目も入れて
検索も遅くてもできるし、
何よりカード打ち出しやラベル打ち出しができる事が
便利だった。
そのシステムを作った時は われながら
才能あるのでは!と感動したほど!(^^)v

そして世の中いよいよwindows95の時代に入り
元文豪のデータベースはCSVファイルとしてめでたくMS-DOSへの変換を経て
アクセスデータベースへと変身 しばらくはアクセスの達人を目指して
独自にがんばっていた。

次回は 「NACSISへの加入」へつづく